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周辺との関係と思い込みによってBADUI化

先日紹介した共用スペースにあるコーヒーサーバ.私はカップの設置位置がおかしかったために失敗しただけだったのですが,違った意味で失敗していた人がいたので紹介.

コーヒーサーバは下の写真の通り.

コーヒーサーバ

コーヒーサーバ

コーヒー,エスプレッソ,チョコレートは25セントで,それ以外は50セントと書いてあります.で,上の方にわかりにくいコイン投入口があり,その下にお金を投入してねと書いてあります.写真中央したあたりには,砂糖をどうするかとかカフェイン抜きにするならそう指定しろとか書いてあります.

カップ

カップは給水機の上に常備されている

コーヒーサーバでコーヒーを注ぐためのカップは,上の写真のようにコーヒーサーバ横の給水機の上においてあります.私は何気なくこれを取ってコーヒーサーバにセットし,コーヒーを注いだのですが(とはいえ,溢れましたが),そのやらかした人は,カップをセットせずにコインを投入してボタンを押してしまって,えらいことになってしまったみたい.

そうした話に出くわし,なんでそんなミスするかなぁと思ってコーヒーサーバの所に行ってみると,このコーヒーサーバにセットする用のカップがちょうど切れてしまっており,下の写真のように給水機の上のカップが1個も無い状態.

カップが切れている

カップが切れている

周辺にカップが無く,特にそうした説明文もない.また,他の人はコーヒーをカップで飲んでいるため,お金を投入するとカップが自動で出てくるのだろうと勘違いしたのだろう.

なるほど,そうしたミスの可能性はあるなと,カップが無い上の写真のようなシチュエーションを見て理解しました.(周りにカップは無くみんなカップで飲んでいるという)周辺との関係と,(カップは自動的に出てくるという)思い込みによってBADUI化してしまうという例でした.

観光客に優しくないチケット券売機

オランダのスキポール駅で出会ったオランダ国鉄のチケット券売機(写真はスキポール空港のものではありませんがほぼ同じ).

海外旅行に慣れたつもりになっていて,不注意でチケットを購入してしまった(電車が間もなく来るということで焦って購入したというのもあるけれど)私が悪いというのはまぁ間違いない事実なのですが,もう少し観光客などのように初めて使う人に対して優しいシステムであってもいいのでは?と思ったので紹介.オランダ国鉄などでは無賃乗車や不正チケット購入を厳しく取り締まっており,結構高い罰金が請求されます.私も,チケットを間違って購入してしまったことで,8000円近い罰金を払うはめになってしまいました.

罰金制度は悪さをしようとしている人を取り締まるためのものですから,基本的に悪いことをしようとはしているはずのない観光客に対しては,間違った操作をしている場合にはそれを分かりやすく警告として出してあげるべきだと思うのですが,オランダ国鉄のチケット券売機はそうではありませんでした.(まぁ,無知は罪だと言われてしまえばそれまでなのですが)

ちなみに,下の写真は入力している様子.別の機会に入力しなおしたもので,現在指が指している「Full Fair/Discount」の右側も選択されていますが,実際には左から順に縦の列を選択して行くと,その右隣にメニューが展開されて行くといった感じ.

ticket_bending_machine1

ここで,上の写真では本当は「Full fare」を選択しなければならないのに,「Discount」を間違って押してしまっています.「Discount」を押した直後に,現在手で覆われている部分に小さく何かしら文字が出てきています.これが実を言うと警告.

ticket_bending_machine2

上の写真は,文字が見えるように少し手をずらしたところ.「Full fare/Discount」の列の下に,Discountチケットは何かのカードを持ってないと対象外ですとか,間違って購入すると罰金とりますとか書いてあったはず.

この警告が小さい黒い文字で表示されていることと,この警告が表示されるときにその部分が手で覆われており,次を選択する際にはもとからそこにあったかのように表示されているため,気付きにくいというのが問題.

ticket_bending_machine3

ちゃんと入力出来ている場合は上の写真のようになんの警告も出ません.

間違ったチケットを購入すると罰金を払わなければならないのだから,大きくWARNINGと表示するとか,色を変えるなどして注意を喚起することは重要だと思うんですけどね.なんとも,観光客に優しくないBADUIでした.(まぁ,現地に住んでいる知人も結構間違うといっていたので,観光客意外にも優しくないBADUIかもしれませんが・・・)

日本人には分かりにくいチケット券売機

昨日に引き続きBARTネタ.下の写真はBARTに乗るためのチケットを購入する際に出会ったチケット券売機.しばらく使い方が分からず悩んでしまいました.

bart_ticket2

まず,この自動券売機の隣にある目的駅までほげほげドルと書いてあるところをチェックし,サンフランシスコ国際空港から目的地のDowntown Berkeleyまでは8.65ドルであることを確認.

8.65ドルのチケットを購入するため,このディスプレイに表示されているBill/Coinに相当するボタンを押して,支払う額を指定したくなるのですが,Bill/Coinに相当する(と思われるが,実際は対応しているわけではない)ボタンは押しても反応しません.

ちょっと考えた後,先にお金を入れるのだと思い至り,お金を投入します.(まぁ,これに関してはちゃんと画面で案内してあるんですが,Bill/CoinやCredit,Old Ticketのすぐ横に対応するかのようにボタンがあるため,押したくなってしまうんですよね)

アメリカに入国したばかりで小銭などありませんので,10ドル札を投入.カードも使えるのですが,海外の自動販売機でカードを使うのは怖いので(カードが出てこなくなったというトラブルを良く聞くため)ここは紙幣でチケット購入.

お金を投入すると,下のように表示されます.

bart_ticket3

見慣れないインタフェースですし,「Print $10.00 Ticket」 というのがまず目に入り,10ドルじゃなくて8.65ドルが欲しいのだが・・・と,ポカーンとしてしまいます.知人はこの「Print $10.00 Ticket」を押して10ドル分のチケットを購入してしまい,1ドルちょっとお金を損していました.私も,しばらくう~んと悩んでしまっていました.

ちょっと考えた後,画面の左側にSubtract $1およびSubtract 5¢というボタンがあることに気づきます.もしかしたらとこのボタンを押してみると,押した分だけ「Print $**.** Ticket」という部分の額が下がっていきます.なるほどと思ってボタンを連打して額を変更.実際には,Subtract $1を1回押して$9.00まで下げ,次にSubtract 5セントを7回押して$8.65まで変更しました.次いで,「Print $8.65 Ticket」というボタンを押すことでようやく発券されるという流れでした.

bart_ticket4

上の写真が,その目的の$8.65に設定し,これから Print $8.65 Ticket を押そうとしているところ.わかってみれば何ともないシステムなのですが,日本のような高機能な券売機を使っていると,目的額から引き算をしてたどり着くという仕組みはなんとも不思議で困ってしまいます.ちなみに,Subtractで額を引きすぎた場合,Addを押すことで額を増やすことができます.良くできているんだかできていないんだか・・・

何にせよ,目的とする額にたどり着くまで合計8回もボタンを押さなければならないというのは,ちょっとどうだかなぁと思ってしまうのでした.

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